歯肉にできもの~エプーリスって知っている?
なにげなく鏡をみてみると、歯肉にできものができていて、びっくりしたという話を聞きます。
このできものはいったい何でしょうか?
今回は歯茎にできるできものであるエプーリスについてお話しします。
エプーリスってなに?
エプーリスは歯肉に発生する良性の限局性腫瘍です。
限局性腫瘍とは発生した場所にとどまっているできもののことです。
形は半月状のものなど様々あり、色はピンクや赤みがかった褐色が多いようです。
エプーリスができると痛みはあるの?
エプーリス自体の痛みはほとんどありません。
しかし、大きいエプーリスの場合、周囲に違和感があることがあります。
また、大きくなることで周囲の歯を傾けたり、離開させたりすることがあります。
エプーリスができやすい部位は?
エプーリスは下顎よりも上顎に発生しやすく、特に前歯部に発生するケースが多いと言われています。また、歯茎の裏側に比べて表側にできることが多くなります。
男女間の差では女性の方が多く、妊娠中に一時的に発生することもあります。
年齢では20代~40代が多いようです。
エプーリスができる原因は?
エプーリスができる原因はまだはっきりとはわかっていません。
しかし、歯石が多く付着していて慢性的に刺激がある場合や、虫歯のかぶせものなどの刺激からエプーリスを発症するとも言われています。
どのような検査をするの?
エプーリスは悪性の腫瘍(がん)ではありません。
そのため、ガンかどうか鑑別するために、正確な診断が重要となりますので、一部を採取し、顕微鏡で確認する病理検査を行う場合もあります。
どのような治療をするの?
治療は基本的にエプーリスの除去を行います。
先ほどお話ししたように、エプーリス自体に痛みはありません。
また良性腫瘍のため、特に邪魔にならないということであれば、除去せず経過観察をする場合もあります。
ご自身で判断せず専門医へ
歯茎にできものがある場合は、歯肉癌という可能性もありますので、ご自身で判断せず、かかりつけ医や歯科の口腔外科で診てもらうようにしましょう。

