歯周病は感染症
若い世代の歯周病(若年性歯周炎)も増えています
歯周病は、多くの人が知らないうちに関わっていると言われる病気です。
最近では、10代〜20代で歯周病になる人も増えてきています。若い世代で起こる歯周病は、**「若年性歯周炎」**と呼ばれることもあります。
歯周病は、生活の中で原因となる菌が口の中に入る(染る)可能性があると考えられています。たとえば、家族や身近な人との接触、あるいはペットとの接触が関係する場合もあります。
歯周病は「菌」が関係する病気です
歯周病は、歯ぐきの炎症などに**細菌(ばい菌)**が関わる病気です。
そのため、箸やスプーンの共有、キス、飲み物の回し飲みなどで、菌が口の中に移る可能性があると言われています。
小さいお子さんがいる場合も、スプーンの使い回しなどで、菌が移る可能性があるため注意が必要です。
ただし、ここで大事なのは、菌が染ったからといって、必ず歯周病になるわけではないという点です。
「移る」ことと「発症する」ことは別です
たとえば、夫婦やカップルで、どちらかが歯周病だったとします。キスなどで菌が染る可能性はあります。
しかし、歯周病が実際に進行するかどうかは、次のような条件にも左右されます。
- 体が疲れている
- 免疫力(病気を防ぐ力)が落ちている
- 口の中にプラーク(歯垢)が多い
- 歯みがきが不十分で、炎症が起きやすい
そのため、歯周病は**「染るかどうか」だけでなく、「口の中の環境(状態)」がとても重要**です。夫婦やカップルで一緒に予防に取り組むのは、良い方法と言えるでしょう。
歯周病を広げないために大切なこと
では、歯周病のリスクを下げるには、どうすればよいのでしょうか。
◎口の中をきれいに保つこと
つまり、口の中にプラーク(歯垢)や汚れをためないことが大切です。
先ほど、キスや箸の共有などで菌が移る可能性があると書きましたが、感染しても、口の中が清潔で抵抗力が保たれていれば、すぐに歯周病になるとは限りません。
逆に、口の中に汚れがたまり、体力や抵抗力が落ちているときに、歯ぐきの炎症が起きやすくなります。
子どもは歯周病にならないの?
最近、**子どもの歯肉炎(歯ぐきの炎症)**が増えてきています。「子どもの歯周病」はあまり聞かないかもしれません。
一般的に、子どもは大人より歯周病が進行するリスクは低いと言われます。
ただし、子どもが絶対にならない病気ではありません。
そのため、小さいうちから、
- 歯みがきで口の中を清潔に保つ
- 定期検診を受ける
- きれいな口の環境を続ける
ことが大切です。
ペットからも移ることはあるの?
犬や猫などのペットを飼っている方も多いと思います。ペットも大切な家族ですが、口の周りをなめられるなど、状況によっては細菌が移る可能性があるため注意が必要です。
まとめ
このように、歯周病は細菌が関係する病気であり、生活の中で菌が移る可能性があると言われています。
しかし、移ったから必ず発症するわけではなく、口の中の清潔さと体の状態が大きく影響します。
自分のためにも、パートナーや子どものためにも、毎日の口腔ケアと定期検診で、口の健康を守っていきましょう。
