あなたの歯は大丈夫でしょうか？

～傷んでいる歯ってどんな歯？～

食後に歯磨き、寝る前に歯磨きと、歯磨きが普段の何気ない習慣になっていても、お口の中をゆっくりと観察している人は少ないのではないでしょうか。

もしかしたら、あなたのお口の中にも、傷んでいる歯があるかもしれませんよ。

今回は、傷んでいる歯についてお話ししたいと思います。

歯にヒビが入っていませんか？

歯を観察してみると、縦にヒビが入っているように見えるとか、歯がすり減っている気がするという方も多いかと思います。

歯にヒビが入るとか、すり減る原因は様々ですが、歯ぎしりや食いしばりも原因の一つです。

これが悪化すると、歯が欠けてしまったり、しみたりする症状がでる場合もありますので、ヒビやすり減りのようなものをみつけたら、歯科医院へ相談してみると良いでしょう。

お口の中に詰め物がある場合

虫歯の治療などで、お口の中に詰め物がある方は、詰め物が欠けていないか、段差がないかなどを確認してみてください。

歯と歯の間の詰め物であれば、フロスや糸ようじを通すことで段差の有無がわかります。

詰め物が欠けているのを放置してしまうと、そこから虫歯になってしまう可能性がありますので、治療が終わったから終わりではなく、しっかりとケアをするのと同時に、変化がないか確認するようにしましょう。

かぶせ物が外れていませんか？

詰め物だけではなく、歯にかぶせ物をしている人もいるかと思います。

かぶせ物も、長い間、口腔内にあると、合わなくなってきてしまい、歯の根っこが見えてきてしまったり、がたつきがあったり、かぶせ物の隙間から虫歯になってしまうこともあります。

ご自身でわかりづらい場合は、定期検診のときに診てもらうと良いでしょう。

歯の根っこが出てきてしまっている

歯をよく見てみると、歯茎が下がっていて、歯の根っこが見えている方もいると思います。

年齢を重ねるにつれて、歯茎が下がってくる傾向があります。

また、歯ブラシの圧が強い方は、歯茎を傷つけてしまい、歯茎が下がることがあります。

歯茎が下がって象牙質が出てくることで、知覚過敏の症状が出ることがあります。

ブラッシング圧が強い方は、磨き方を改善するようにしましょう。

酸蝕症になり象牙質が見えてくる

酸っぱいものを多く摂取する方に、気を付けていただきたいのが酸蝕症です。

酸蝕症は、歯の表面が酸で溶かされることで、象牙質が出てきてしまう症状です。

特に、酢などを毎日飲んでいる方などは、注意して歯を観察してみてください。

一度ゆっくり鏡で観察してみてください

お口の中を観察していると、少しの変化にもすぐに気づけるかと思います。

なにか症状が出る前に、気づいたことがあれば、お気軽に歯科医院に相談してくださいね。

また、定期検診のときに診てもらうのも良いかと思います。