イチゴを食べて虫歯が予防できるって本当?
春になるとイチゴがおいしい季節になります。
イチゴ狩りに行ったことがある方も多いのではないでしょうか?
甘くておいしいイチゴですが、虫歯予防にも効果があるって知っていましたか?
今回はイチゴと虫歯予防についてお話します。
イチゴに多く含まれるキシリトール
皆さんの中には、イチゴは甘いのに、どうして虫歯予防になるの?
と、疑問を抱いている方も多くいるのではないでしょうか?
実はイチゴ100gの中にはキシリトールが350㎎も含まれています。
キシリトールってなに?
キシリトールは砂糖と同じ位の甘味をもっています。皆さんの中にも、キシリトールガムを食べたことがある人も多いと思います。
キシリトールのガムを食べると、スッと冷たい感覚になりますよね?
キシリトールは溶けるときに熱を奪う性質があるので、食べるとそのような感覚になります。
キシリトールはなぜ虫歯にならないの?
キシリトールは普通の砂糖などと違い、虫歯の原因にはなりません。なぜかというと、砂糖などを食べたときには、歯を溶かす酸が作られます。これによって歯が溶かされ、最終的に虫歯になります。
しかしキシリトールは、この虫歯の原因となる酸を作らないため虫歯になりません。
キシリトールには他にも様々な働きがある
キシリトールには、磨き残しの歯垢の中にいるむし歯菌を減少させる働きがあります。また、甘みにより唾液の分泌を促進し、唾液の働きで虫歯になりにくい環境を作ります。
キシリトールはイチゴ以外の食べ物にも含まれます
キシリトールが多く含まれている果物は、イチゴの他にプラムやラズベリーなどがあります。
また、果物だけでなく、野菜にもキシリトールは含まれます。例えば、レタスやほうれん草、ナスなどに多く含まれます。
このように、イチゴ以外にも様々な食べ物にキシリトールが含まれています。
キシリトールを積極的に摂取して虫歯予防をしましょう
また、最近ではキシリトールのガムだけでなく、飴やラムネなど様々なものが販売されていますので、ぜひキシリトールを食べて虫歯予防をしましょう。