舌に歯の跡がついている!!

皆さんの中には、鏡で舌を観察してみると、舌の脇の部分に歯型がついていて、ギザギザになっている人はいませんか?

今回は舌に歯の跡がつく原因について詳しくお話しします。

原因は舌のむくみ

むくみと聞くと、足のむくみや手のむくみを想像する方が多いと思いますが、実は舌もむくみを起こします。

もともと手足がむくみやすい方や、運動不足の方、冷え性の方、濃い味付けや塩分の高い食事が好きな方などはむくみやすい傾向となります。

舌のむくみはどのように改善したらいいの?

舌のむくみの改善方法は、塩分の多い食事を控える努力をしましょう。

ラーメンなどの濃い目の味付けのスープは残すようにする、減塩のものを食べるようにするなどの努力が必要です。

食事をとるときに食物繊維を先にとることで、塩分の吸収を抑えることができます。

歯のくいしばりで跡がつく

歯を食いしばっている状態が続く場合も舌に跡がつきます。

また、頬の内側にも食いしばりの跡が付着します。

普段お口を閉じた状態の時は、上の歯と下の歯は接触していないのが正常です。

しかし、知らないうちにストレスがかかったり、癖になっていたりすると、くいしばりが続いていることがあります。

筋力低下で舌低位がおこる

舌低位とは、舌の筋肉が弱まってしまい、舌の位置が低くなることです。

舌の正常な位置は、舌先が上顎についている状態です。

しかし、舌低位で舌が落ちることで、常に歯と舌が接触している状態となり、舌に歯型がついてしまいます。

どのような人が舌低位になりやすいの?

口呼吸の方は舌低位になりやすいです。

それ以外にも、鼻がいつも詰まっている人、花粉症の人、扁桃腺が大きい人やアデノイドの人も舌低位になりやすいと言われています。

舌の筋力トレーニングをしよう

舌低位にならないために、舌のトレーニングをすることも大切です。

仕事中、お口の中で舌を回してみたり、”あいうべ体操”をするのも効果的です。

あいうべ体操は、”あ”のときにしっかりお口を開けて、”い”のときにしっかり口を横に広げます。”う”のときには唇を前へ、”べ”のときに舌をしっかりと、あっかんべーをするように行ってみてください。

原因は様々ですので、一度診察してもらいましょう

舌を見ると病気が分かるといわれるほど、舌の変化に注意することは大切です。

ご自身では判断が難しいこともあると思いますので、気になる方は、一度歯科医院などで診察してもらってください。

 

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