お子さんのお口の発達、見守っていますか?

お子さんのお口の発達、見守っていますか?

赤ちゃんは、母乳やミルクを飲むことを通して、生きるために不可欠な「吸う力」を身に着けます。 そして、歯が生え始め、離乳食に進むにつれて、「噛む力」や「口を上手に動かす力」が育っていきます。 このお口の機能の発達が、後の「話す力」や「食べる力」の土台となるのです。

こんなサイン、見られませんか?

お子さんの様子を観察したとき、次のようなことに気づいたことはありませんか。 これらのサインは、お口の機能がうまく育っていない可能性を示しているかもしれません。

  • 食事の際、麺類などをうまくススルことができない
  • 日常生活の中で、お口がぽかんと開いている
  • 話している時に、特定の音がうまく発音できていない

「ぽかん口」とそのリスク

お口がしっかりと閉じられていない状態を「ぽかん口(ぐち)」といいます。
ぽかん口は口呼吸の原因となり、空気中のウイルスや埃などを直接吸い込んでしまうため、健康上のリスクが懸念されます。 このぽかん口は、舌の筋力低下のサインともいわれています。

舌の正しい位置を知っていますか?

舌の正しい位置とは、舌全体が上あごにぴったりと付き、舌の先端が上の前歯の少し後ろ(付け根あたり)に軽く触れている状態です。 普段は意識しないかもしれませんが、多くの方の舌は自然とこの位置にあるはずです。 しかし、舌の筋力が弱いと、舌はだらりと下あごの中に落ち込んでしまいます。 この状態では、舌が歯を押して歯並びを悪くしたり、前歯が噛み合わない状態になったりして、ぽかん口につながるのです。

家庭でできる、お口を鍛えるトレーニング

お口の機能を鍛えるための、ご家庭で簡単にできるトレーニングをいくつかご紹介します。

1. 息を吐く練習(お口周りの筋肉を鍛える)

シャボン玉や吹き戻しなどのおもちゃは、楽しく息を吐く練習になります。 息を「ふー」っと吹く動作は、お口周りの筋肉を鍛えるだけでなく、声を出すための基礎にもなります。 ストローを使って水の中でぶくぶくと泡を立てる遊びも、同様の効果が期待できます。

2. 飴を舐める練習(舌の運動)

飴を上手に舐めることは、舌の良い運動になります。 舌を動かすのが苦手なお子さんほど、すぐに飴を噛み砕いてしまう傾向があります。 飴をすぐに噛まずに、舌を使って口の中で前後左右に動かして舐めるよう促すことで、舌やお口周りの筋肉を鍛えることができます。

3. 体の発達に合わせた食事(噛む力を鍛える)

「噛む力」を育てるには、食事の内容が非常に重要です。 例えば、離乳食が始まったばかりのお子さんに、硬いものを与えてもうまく食べることはできません。 逆に、成長しているにも関わらず、いつまでも柔らかい食事ばかりを与えていると、顎の健全な発達を妨げる可能性があります。 お子さんの発達には個人差があるため、その時々の成長段階に合った硬さや大きさの食事を用意してあげることが大切です。

前の投稿

ホワイトニングができない、または注意が必要なケース

ホワイトニングができない、または注意が必要なケース
お口周りの癖「口腔習癖」について
次の投稿

お口周りの癖「口腔習癖」について