皆さんのお口は大丈夫でしょうか?~歯周ポケットについて~
皆さんが歯医者に行かれた時に、歯茎の検査で歯周ポケットが深くなっていますね、と指摘を受けたことのある人も多いのではないでしょうか。
今回は歯周ポケットについて詳しくお話しします。
歯周ポケットとは、どのようなものをいうのでしょうか?
歯周ポケットは、歯と歯茎の境目の部分の溝のことを言います。
言葉だけだと、「歯と歯茎の溝なんてないよ!」、と思う人がいるかもしれませんね。
でも、実際に見てみると、歯と歯茎の境目が空いていて、健康な歯茎の人でも、歯と歯茎の溝は、1mmから3mmほどあります。
どうして歯周ポケットができてしまうのでしょうか?
歯周ポケットができる原因は、しっかりとした口腔ケアができていないからです。
お口の中の口腔ケアが、きちんとできていないと、歯周ポケットのまわりに、プラークなどの汚れがたまります。
プラークは細菌の塊なので、歯周ポケットに入り込み、炎症を起こし、歯周ポケットを深くしていきます。
また、銀歯などのかぶせものがしっかり歯とあっていないと、まわりに隙間ができて、プラークがたまりやすくなり、結果的に歯周ポケットができてしまいます。
歯周ポケットによって起こる、お口の中の変化
プラークが、次第に歯周ポケットに入り込み、歯茎の中で炎症を起こすと、歯茎が腫れたり出血したりする、歯肉炎になります。
また、歯肉炎が進行すると、歯を支えている骨が溶かされて歯周病になり、歯周ポケットがだんだん深くなります。
また、細菌がたまることで口臭もでてきます。
歯周ポケットの検査方法
では、歯周ポケットは、どのように測定しているのでしょうか。
もちろん、自分でものさしで測定することはできません。
歯科医院では、ポケット探針(プローブ)という、専用の器具を使用して測定します。
気になる人は歯科医院で見せてもらってはいかがでしょうか。