タバコの影響で歯茎の色が変色するって本当?!

昔は多くの人がタバコを吸っていましたが、2003年の健康増進法の施行により、喫煙者は減少傾向にあります。

また、喫煙場所も以前より大幅に減少しています。

私の知り合いの喫煙者も、昔はすぐに喫煙所があってタバコを吸えたのに、今は喫煙所を探すのも一苦労だといっていました。

タバコが悪影響を与えるのは肺だけではない

みなさんは、タバコと言えば肺癌、というイメージがある方が多いのではないでしょうか。

しかし、タバコは肺以外にも、体の様々なところに悪影響をあたえます。

では、お口の中ではどうでしょうか。

タバコは歯周病の原因となる?

タバコを吸う人は、吸わない人の約2倍から9倍も、歯周病になりやすいといわれています。

タバコには、血管を収縮させる働きがあります。

そのため、歯茎に血液が十分に行き届かずに、栄養不良となり抵抗力を奪い、歯周病になりやすくなるのです。

また、歯周病の治療をしても再発しやすく、治りにくいといわれています。

タバコで歯が茶色くなる

タバコのヤニで歯が茶色くなることは、知っている方も、多くいるのではないでしょうか。

ヤニはタールという真っ黒で、脂っぽい液体の物質からできています。

それがタバコに含まれているために、黒いタールが薄まって茶色や、黄色のような色で歯に着色していきます。

歯だけではなく歯茎も変色

タバコを吸う人の歯茎を見てみてください。

黒くありませんか。

健康な人の歯茎はきれいなピンク色をしています。

タバコを吸うことで、歯茎にメラニン色素が沈着します。

そのため歯茎が黒くなってしまいます。

歯周病が原因で歯茎が黒くなることも

慢性的な歯周病の場合、歯茎が内側から黒く変色することがあります。

また、歯茎にまで色素沈着をすることもあります。

この場合も、歯磨きでおとすことはできません。

その他にも多くの悪影響が・・・

タバコに含まれるタールとニコチンの成分が、口臭の原因となります。

タバコを吸うことで、血液の循環機能が低下し、唾液の分泌が低下します。

これも口臭につながります。タバコを吸うことで、最悪の場合には、口腔ガンになることがあります。

口腔ガンには、歯肉ガン、舌ガン、頬粘膜のガンなど様々な種類があります。

禁煙をこころがけましょう

このように、タバコを吸うことで、体や口には多くの悪影響があります。

禁煙することでストレスになるようであれば、禁煙外来へ通うなどして、禁煙をこころがけていきましょう。

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