歯を失ってしまったらどうしたらいいの？　～ブリッジの適用について～

虫歯や歯周病、または事故で歯を失ってしまう方もいます。

失ってしまった歯は戻ってきません。

ではどのように治療するのでしょうか。

保険内で治療するとなると、入れ歯かブリッジになります。

今回はブリッジについて、詳しくお話しします。

ブリッジってどういうもの？

ブリッジとは、失ってしまった歯の前後の歯を土台にして、橋渡しのようなかぶせ物をすることです。

一番後ろの歯がない場合は、延長ブリッジというものを入れることもできます。

保険適用が可能です

ブリッジは保険で作成することができます。

しかし、保険で入れるものには材料に制限がありますので、金属を使った銀歯となります。

見た目をよくするために、全体を白いセラミックにする場合は、保険が効かないため、保険外の治療となります。

ブリッジは固定式で違和感が少ない

入れ歯は取り外しができますが、ブリッジは固定されているため、取り外しはできません。

そのため、食事の時や話す時など、入れ歯に比べて違和感がありません。

残っている歯の強度などにより、適用できない場合も

ブリッジを入れたいと言っても、残っている歯がぐらぐらしていたのでは、ブリッジを入れることはできません。

また、土台となる歯が健康な場合でも、ブリッジを入れるために神経の治療をしたり、大きく削る必要があります。

支えとなる歯に負担がかかる

支えとなる土台の歯には、失ってしまった歯の負担がかかります。

そのため、支えとなる歯の寿命が短くなってしまう場合もあります。

保険適用の場合、金属アレルギーの方には不向き

保険適用のブリッジは金属となるため、金属アレルギーのある方には向いていません。

保険外治療のブリッジには、金属をつかわずセラミックなど、いろいろな材料を使用することができます。

欠損した歯が2本以上の場合は、トラブルが起こりやすい

失ってしまった歯が2本以上ある場合は、それだけ、支えとなっている歯に負担がかかります。

そのため、支えている歯の根が折れてしまったり、ブリッジ自体が外れてしまったりと、様々なトラブルを起こすリスクがあります。

ブリッジの下も清潔に！

ブリッジは虫歯にならないから歯磨きはしない・・・ではなく、しっかりとブリッジの裏側もブラッシングをしないと、歯周病や歯肉炎などのリスクがあります。

ブリッジの下の部分は歯ブラシが入りませんので、歯間ブラシを用いて清掃し、ブリッジ向けの専用フロスなどを使用すると、きれいになります。

わからないことがあれば、いつでも歯科医院に相談してください。