歯茎が黒い?
歯茎が黒い?これって病気なの?
ふと鏡を見たときに歯茎が黒い!!
これって病気かなと、びっくりしたことがある人もいるかと思います。
歯茎が黒くなる理由には様々なものがあります。
今回は歯茎が黒くなる理由についてお話しします。
ブラックマージンで歯茎が黒く見える
金属の裏打ちのあるかぶせ物を入れている場合、歯の周りの歯茎が下がることで、金属の部分が見えてしまい、歯茎が黒く見えることがあります。
これをブラックマージンといいます。
これは歯茎そのものが黒くなったわけではないので、かぶせ物の再治療や、金属部分を白いプラスチックで埋めることで改善します。
タバコを吸う人は要注意!
タバコを吸うことで歯茎が黒くなることがあります。
タバコに含まれている成分に、ニコチンやタールがあります。その成分から歯茎をまもるために、メラニン色素が作られます。メラニン色素が歯茎に沈着することで、歯茎が黒くなってしまうというわけです。
かぶせ物をしていて歯茎が黒くなることも
かぶせ物や詰め物に金属の成分が入っていると、長い年月をかけて金属成分が錆びて、それが歯茎に溶けだし、歯茎が黒くなることがあります。
これをメタルタトゥー(金属の刺青)といいます。
歯の根っこに歯石がついている
歯茎の上に付着した歯石は、白や黄色っぽい色をしていますが、歯茎の下の歯の根の部分(歯肉縁下)についた歯石は黒くなります。
歯石の場合は、歯科医院で除去することができますが、歯ブラシでは除去できません。
進行した歯周病
初期の歯周病は歯茎の出血や腫れなどの症状が出ますが、歯周病が進行すると、歯茎が黒ずんで見えることがあります。
歯周病の症状に心当たりがあれば、歯科医院に相談しましょう。
歯茎の黒ずみを治療するには?
歯茎の黒ずみを治療するには、レーザー治療やガムピーリングなどがあります。
これはすべての歯医者でできるわけではないので、まず治療を行っているかを歯科医院に確かめ、相談してから診てもらいましょう。
健康な歯茎を保つために
健康な歯茎はきれいなピンク色をしています。
健康な歯茎をたもつためにも、喫煙者の方は禁煙から始めてみましょう。