歯列不正について詳しく知ろう！

歯並びが悪いといえば、でこぼこしていて、外見が気になるという方が、多くいるのではないでしょうか？実は歯並びは見た目だけでなく、身体にも様々な影響を与えます。

歯並びが悪いと虫歯や歯周病になりやすい

歯並びが悪いことで、歯磨きのときに磨き残しができてしまい、プラークが落としにくく、その結果、虫歯や歯周病になるリスクがあがります。

そのため、歯磨きのときには、歯並びの悪い部分は、特にしっかり歯ブラシが当たっているかを確認して、ブラッシングを行う必要があります。

口腔内が乾燥することで虫歯や歯周病になることもあります

かみ合わせの悪い人の中には、前歯が出ていることで唇を閉じることが大変で、口呼吸となってしまうことがあります。

口呼吸となることで口腔内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病の進行を防いでくれる唾液がでにくくなり、虫歯や歯周病になることがあります。

肩こりや首などに痛みが出ることがある

歯並びが悪いことで、顎の筋肉のバランスが崩れて、頭痛のほか、首や肩の痛みなどにつながることがあります。

また、身体の骨格が歪んでしまうこともあります。

食べ物をしっかりと噛めない

歯並びが悪いことで、食べ物を噛む効率が悪くなったり、しっかり噛むことが難しくなります。

そのため、消化不良で胃腸の調子が悪くなることもあります。

歯列不正は心とも関係がある

歯並びが悪いことで、周りの人からの視線が気になり、しゃべったり笑ったりする時に、無意識に口を手で隠してしまったりする方もいます。

歯列不正には様々な種類があります。主な歯列不正には叢生、上顎前突、下顎前突、開口などの種類があります。

叢生とは、歯が重なり合って生えること

顎が小さいために、歯の生えるスペースが十分に確保されず、歯が重なり合って生えている状態です。

歯が重なっているために、ブラッシングが難しいことがあります。

治療としては、顎を大きくしたり、歯を抜いたりして矯正を行います。

上顎前突と下顎前突

上顎前突とは、上あごが下あごよりも前に出ている状態で、出っ歯と言われています。

下顎前突とは、下あごが上あごよりも前に出ている状態で、受け口といいます。

どちらも、矯正を行ったり、外科処置をすることで治療できます。開口とは奥歯だけで噛んでいる状態です。

奥歯だけでかみ合っていて、前歯がかみ合わず開いてしまっている状態を、開口といいます。

開口も重度の場合は矯正や外科処置で治療できます。

身体に影響が出る前に相談を！！

このように、歯列不正で身体のいろいろなところに影響がでます。

気になることがあれば、かかりつけの歯医者さんや、矯正専門医へ相談してみましょう。